最近よく耳にするものに、神社とお寺の区別の付かぬ人がある、というのがある。何より祈り方を知らない。不作法を不作法とは感じていない。神を恐れる気配がないのには呆れてしまうほどだ、とも。これもよく聞く話だが、自分が今お参りしている神様については何も知らない、というのもある。どこの世界にそんな呑気者がとも思うが、現実なのである。イスラム教徒を火葬にしてやっと事の重大さに気付くのが今の日本人だ。入信・改宗もせずにチャペル式の結婚式を挙げて済ましてもいる。バレンタインデーはまだしもクリスマスを愛の日で恋人同士の気持ちを確め合う日だと信じて疑わない。信仰ではなくファッションとして外来の習慣を受け止めているのだ。
区別
この記事は2009年7月16日に投稿されました。現在の状況とは違う可能性がございます。