2022年度 理事長所信

一般社団法人御殿場青年会議所 理事長所信

2022年度スローガン「JUST DO IT!」
2022年度スローガン「JUST DO IT!」

はじめに

2022年度理事長 矢後芳昭
2022年度理事長 矢後芳昭

御殿場青年会議所は設立から60年を過ぎ、昨年60周年を迎えることができました。昨年は周年行事を予定しておりましたが、新型コロナウイルスの影響から、多くの方をお招きして盛大に行うということができない状況となってしまいました。

この状況については本年も劇的な改善は望めないものと考えられます。そういった困難の中ではありますが、これまで60年諸先輩方が築き上げ、まちへ貢献してきた御殿場青年会議所がこれからも歩みを止めないよう、地域のため邁進していかなくてはなりません。

環境の変化への対応

新型コロナウイルスが世界的に流行してから3年目となりました。感染状況は波を繰り返しながらも広がりを見せ、長期化の様相を呈しています。本年もこの状況下での活動・運動となります。会の活動もこの状況を前提として実施できる方法を作り上げていく必要があります。

また、青年会議所は40歳までという制限のもと活動しているため、常に会員の入れ替わりが起こります。特に近年は全国的にも経験の長い会員が減少し、入会年齢の上昇などにより活動経験の短い会員が増えています。御殿場青年会議所においても、昨年はここ何年かの間で中心となって活動してきた会員が多く卒業しました。その様な中でも昨年の会員拡大運動の成果により卒業生の人数を上回る新入会員を迎えることができております。新しい会員も含めて、会を引き継いだ我々がこれからの御殿場青年会議所を形作っていくこととなります。

新しい会員の成長

会歴の短い会員が増え、また新入会員も増えた中で、新たな活動・運動の主軸となる会員の成長が期待され、そのためには会員の経験不足を補う必要があります。経験の深い会員が多く、また会員数も多かった頃とは違い、何年も経験を積んだうえで役割を担うのではなく、早い段階で中心的な役割を担う様になります。そこで、より効果的に会員の知識や能力を高めるため毎月の例会を行います。御殿場青年会議所として会の目的の共有や、会員間の連携を高めます。

また、毎月行う例会は、会員の相互理解と連帯感を育むためにも大事な場となります。共に活動する仲間と友情を深め、互いの良さを認め合うことになります。その中で個々の会員が自身の成長と目的意識の高まりを感じられるものとしていきます。
そして、新しい会員と言えば新入会員を迎えることも大事なことになります。毎年卒業を迎える会員がいる中で今年も3名が卒業となります。会員拡大については例会・事業を実施する委員会としては設けておりませんが、直前理事長のもと、拡大を目的としたグループを立ち上げます。例会・事業に参加していただくなかで、卒業生の人数を超える新入会員を迎えられるよう運動します。

事業実施にあたって

青年会議所の本質は実際に行動を起こしていくことにあると考えます。学ぶためだけに学んだものでは身に付きませんし、実際の行動を伴わなければ意味を持ちません。行動を起こすための知識や考え方を学び、共に行動する仲間を得たらあとは実践あるのみです。本年は事業の実施を毎月行う例会とは別に行うことで、より自由度の高く、実効性の高い事業を企画しやすくなるものと考えます。また、事業の企画・運営に携わる会員の裾野を広げ、自ら関わる事業を選択することで能動的に活動・運動する会員が増えることを期待しています。

明るく豊かな社会をつくるというヴィジョンのもと、御殿場青年会議所が掲げる目的に沿って定款に定める事業を実施するため、まちづくり・青少年事業を行うグループと、御殿場青年会議所からの情報発信・他LOM等との連携を図るグループを立ち上げています。事業の内容・実施時期や方法についてはそれぞれの事業グループの目的に沿って適切な方法を選択し、実施してもらいたいと考えています。

そこで忘れてはならないのが、事業の対象となる方々です。まちづくりや青少年の事業は対象となる地域の人達がいます。会の情報発信についても届ける相手がいます。外部の人達を対象とする事業においては、会のため事業ではなく相手にとって有為なものとなるよう心掛け、取り組んでいただきたいと思います。

最後に

青年会議所の活動・運動は会員個々人にとって、どうしてもやらなければならない事ではないかもしれません。仕事や家庭などそれぞれに大事にするものがあり、その中で折り合いをつけて参加していることでしょう。場合によっては自分がやらなくてもなんとかなるでしょう。

しかし、ただ所属して受け身で待っているだけではもったいない。やる前はできないと思っていた様なことでも、案外やってみればなんとかなったりするものです。そうしてやってみれば、以前はできなかったことができる自分になっています。

青年会議所の持つ力はやってみる前に思っているより大きいかもしれません。それは先輩方が積み重ねてきた実績や、所属している会員の努力によるものです。自分だけでは話ができなかった相手が話を聴き協力してくれたりします。また、自分だけでは行えないことがまわりの協力で形になります。折角そういうことができる環境に身を置いたからには、ぜひ積極的に参加して自身の力を発揮してください。