昨日は本年度開催される、チェンバスバーグ市姉妹都市提携50周年記念事業実行委員会に参加させてもらいました。1920年代に渡米した故根上奈津子さんが、終戦後世界平和を願い、住民と米軍との交流を深め、姉妹都市縁組を提唱したのが始まりでした。チェンバスバーグ市が選定されたには当時の米軍顧問団のミフリン大佐がチェンバスバーグ市近郊に在住していたのと奈津子さんがチェンバスバーグ市の名門女子大ペンホール大学で学んだこともありました。真のアメリカらしさは大都市ではなく中小都市であり、チェンバスバーグ市民の気持ちも非常に穏やかで人情厚い御殿場に似た感じの街であると思っていたため、南北戦争の歴史的な意義も深いアメリカの地方都市であるチェンバスバーグ市が適当であると考えられたそうです。交流は50年前から始まり、昭和35年チェ市から姉妹都市提携のためトーマスヘブン氏が代表で来日し御殿場市公会堂で調印したそうです。それから半世紀の時がたち、数々の交流を交えながら今回50周年を迎えることができました。チェ市からの30名近くの訪問団を迎えるにあたって組織された実行委員会のメンバーとして、色々な案はありますが、「例年通り、こんなもんで言いでしょう」だけは避けたいものです。日本の伝統文化に触れてもらうのはいいですが、その前に日本人が持つ「OMOTENASHIの気持ち、OMOIYARIの気持ち」をもって、日本人としてのアイデンティティーを伝えていくのがまずは先ではないでしょうか。時期的にはわんぱく相撲全国大会、夏祭りとかぶるので、今年も忙しい夏になりそうです。
チェンバスバーグ市姉妹都市提携50周年記念事業実行委員会
この記事は2010年1月27日に投稿されました。現在の状況とは違う可能性がございます。