楽天の野村監督は、「組織というのは、頭と尻尾が大切ですね。そこがしっかりしていれば、真ん中は動かざるを得ない。やりたくてうずうずしているわけですから、勝手に行きます。だから、私の指導理念は、そこに主眼を置いてやっている」と語る・・・。つまり、バッティング・ピッチャーやキャッチャー・トレーナー・マネージャーなど、裏方を務める人が、気分よくやれるような仕組みを作ることが大事だというわけだ。たとえばチームが優勝したとしても、裏方の人たちが「なんだ、我々は変わらないや」と思えば、チーム全体を考えた場合、うまく機能しないはずだ。トレーナーの気持ち一つ考えても「日本一になって良いことがあった」となれば今年も頑張ろうとなる。選手をマッサージするにしても、ちゃんと気を入れて揉むのと、「我々には関係ないや」と思っておざなりに揉むのとでは、おのずと選手の体調も違ってくるはず。企業経営でも全く同じです。「2対8の原則」じゃないけど、優秀な二割の人だけでは会社は廻りません。平凡な八割の社員のやる気を、どれだけ引き出すか・・・。
足柄の夏ッ!ニッポンの夏ッ・・・。
この記事は2009年7月13日に投稿されました。現在の状況とは違う可能性がございます。