幅一尺

この記事は2009年5月8日に投稿されました。現在の状況とは違う可能性がございます。

荘子の言葉に、「小さい浅い谷川に小さな橋が架かっている。」これは安心して渡れる足幅があればよい。これが、有用の用である。しかし、深い谷間に架かる橋はそうではない。足幅の何倍もの幅がなければ危なくて安心して渡れるものではない。この余分の幅が、無用の用である」この言葉の解釈は、各人のよって違うと思いますが。私なりの解釈は、大きな仕事や良い仕事をするには、単なる専門知識や能力だけでなく、人間の幅がものを言うのだという意味に取っています。宮本武蔵は、「幅一尺の板を渡したとき、低いところなら誰でも渡れるが、天守閣の間に渡したら渡れなくなる」と言い、日頃の不動心の鍛練が肝要だと説いています。私は、二つとも大切なことだと思います。日頃から基礎を鍛練することによって自信を養う。ここぞというときにその力を遺憾なく発揮するためには心の習練を行っておく。仕事だけではなく人間の幅を広くすることが、その人の魅力を増す。

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