もうすぐ母の日がやってきますが、横田早紀江さんの『めぐみへ 横田早紀江、母の言葉』を読み、あらためて横田早紀江様のめぐみさんを思う母親としてのいのちの言葉に胸を打たれ、今さらですが、同じ日本人として、人間として、拉致被害者の家族の思いに寄り添って、この問題の解決に向かって進んでいかなくてはいけないという思いを強くしました。私達は災害が起きたら救援に行き、瓦礫の下に埋もれている人達を助けようとするでしょう。この問題も同じことです。北朝鮮の非道な人権侵害によって瓦礫の下に何十年も埋もれているのに等しい拉致被害者の方々を助けにいくのは当たり前のことなのですね。拉致被害者の皆様が母国日本に帰れる日が一日も早く来るように横田早紀江さんの「母の言葉」をかみしめ母の日にはお祈りをしたいと思っています。(横田早紀江さんの言葉より)人間の本当の心とは北朝鮮にいる囚われた人たちは、海に溺れている状態なんです。海に溺れて、もがいているんです。この人たちの命を助ける気があれば、泳げる人は急いで飛び込むんじゃないでしょうか。泳げない人は、ロープを投げるんじゃないでしょうか。小さなボールを投げて、「これにつかまりなさい」と言うんじゃないでしょうか?大きな声で「もうちょっと我慢しなさい」と言ってあげるんじゃないでしょうか。それが人間の本当の心だと、私は思っているのです。〔2005年10月16日「第三回拉致被害者を救うフォーラムinふくしま」〕どんなことがあっても倒れることはできない命は同じです。見えるところにあっても見えないところにあっても、救いを求めている大切な命が、今も、わめいて、叫んで助けを求めているのです。私たちは本当に心身、疲れ果てておりますけれど、子どもたちが助けを求めているあいだはどんなことがあっても倒れることはできません。〔2005年6月10日参議院拉致特別委員会の参考人として〕
読書・・・。
この記事は2009年5月3日に投稿されました。現在の状況とは違う可能性がございます。